WordPress5.2にて新機能「サイトヘルス」が実装されました。
※管理画面→「ツール」の中にあります。
サイトヘルスによる最も身近な恩恵は「エラーによって画面が真っ白になることを防ぐ」ことですが、その他にも便利な機能がたくさんあります。
その1つがサイトの内部チェック。
- 脆弱性(セキュリティリスク)がないかどうか
- 使用しているプラグインは安全かどうか
といったことをプログラムでチェックしてくれるようになりました。
例えば、インストールはしたけど停止しているプラグインがあると、「使っていないプラグインがあるので削除した方がいいですよ」と教えてくれます。
確認できたエラー。4536によるエラーは0
管理サイトを複数のレンタルサーバーで稼働させているのですが、同じような環境でもエラーが発生するサイトと発生しないサイトがありました。
確認できたエラー内容は以下の通り。
- PHPのバージョンを上げてください
- デフォルトテーマをインストールしてください
- 1つ以上の推奨モジュールが存在しません
- お使いのPHPバージョンは更新が必要です(致命的エラー)
- バックグラウンド更新が想定通りに動作していません(致命的エラー)
- 停止中のプラグインを削除してください
- 停止中のテーマを削除してください
- 予約したイベントの実行に失敗しました
- サイトでHTTPSを使用していません(テスト環境)
この中で4536が引き起こすエラーはありません。
バックグラウンド更新のエラーに関しては、4536設定→「その他」メニュー内で自動更新をオフにするとエラーが発生しますが、デフォルトの状態だとエラーは発生しません。
(違ったらフォーラムで教えてください…!デフォルト値変更します)
確認した限りでは、基本的に「レンタルサーバー」側に問題がある感じでした。
例えば、Conoha Wingで管理しているサイトはエラー0でした。デフォルトテーマをインストールしただけで特別な設定は一切していません。
一方、カラフルボックスやMixhostはPHPのバージョンが最新でもいくつかエラーが発生していました。
留意点として、これらのエラーが直ちに重大な問題を引き起こすわけではないので、慌てて対処しなくても大丈夫です。
まずは致命的な問題から確認して対処できるものは対処してください。
不具合が発生した場合のサイトヘルスの活用方法
サイトヘルスのもう1つの特筆すべき便利な機能は、トラブル解決に必要な情報を簡単に出力できることです。
ボタンをクリックするだけで必要な情報がコピーされるので、フォーラムに貼り付けたり、誰かに共有することが手間をかけずにできます。
一通り中身を確認してみましたが、誰かに見られてマズイ情報はありませんでした。
強要するものではありませんが、これらの情報がわかると助言しやすいので、フォーラムの投稿時などで貼り付けてもらえると助かります。