WordPressテーマを選ぶ基準に「SEO対策」の有無(程度)があります。
内容がまったく同じコンテンツがあった場合、テーマ側のSEO対策が検索結果に影響するからです。
そこで今回は、執筆時点における4536のSEO内部対策の詳細についてお話しします。
記事作成やサイト運営でのSEO対策も併せてお話しするので、ぜひ参考にしていただければと思います。
4536の主要なSEO内部対策
- ぱんくずリストの設置
- 構造化データ(Schema.org)のマークアップ
- HTML5のバリデーションエラーなし
- WordPressの非推奨タグはなるべく使わずアップデート
など、基本的なSEO対策は施しています。
その他、管理画面や投稿の編集画面からページ単位(トップページ、アーカイブページ、記事ページ、固定ページなど)でSEO対策をできるようにしています。(選択式)
また、ソーシャルメディア(Twitter、Facebook)用にOGP設定機能も用意しています。
(オフにすることも可能)
All in One SEO Packのデータも引き継げる
4536ではSEOプラグイン「All in One SEO Pack」で設定した値を引き継げる機能を用意しています。
(これからサイト運営を始める方や同プラグインを使ったことがない方には不要な機能です)
テーマ内でSEO対策ができるのでプラグインが必要ないのですが、これまでプラグインでSEO対策をしている場合、プラグインを停止・削除してしまうとこれまで設定したデータを読み込めません。
しかし、引き継ぎ機能を有効化すると、プラグインを停止・削除してもデータベースに残っているデータをテーマ側が取得して設定します。
引き継ぎ可能データは以下の通り。
- タイトル
- キーワード
- ディスクリプション
noindexにしているページ
- カテゴリー・カスタム投稿タイプ(ミュージック・ムービーなどのメディア一覧ページ)を除くアーカイブページ
- 検索結果ページ(is_search)
- 添付ページ(is_attachment)
はデフォルトでnoindex(検索結果に表示しない)にしています。
カテゴリー含め2ページ目以降(ページネーション)も以前はnoindexにしていましたが、今はindexさせています。
これまでの経験や分析からこういった仕様にしていますが、プラグインで設定したいというニーズがあればフォーラムで教えてください。管理画面でオフにできるようにします。
canonicalとnext,prevについて
デフォルトで現在のページにcanonical属性を、分割ページ(ページネーション)にrel属性のnext,prevを出力するようにしています。
参考コンテンツをページ指定する
プラグインで設定したい場合は管理画面から機能をオフにしてください。
また、canonicalは記事単位でも設定できるので、重複コンテンツ対策として活用していただければと思います。
サイト運営者ができるSEO対策
テーマ側のSEO内部対策も重要ですが、サイト運営者自身が行うSEO対策の方が重要です。
役立つプラグインもあるので、以下の記事も要チェックです。
サイトマップの送信
サーチコンソールでsitemap.xmlのファイルを作成し送信します。
その後は、「Google XML Sitemaps」というプラグインをインストールすれば自動で送信してくれます。
リンク切れをさせない
検索順位への直接的な影響はないと言われていますが、ユーザーの満足度が低いと間接的に検索順位に悪影響を与えるので、リンク切れ(リンク先がない、正常にページが開けない)はさせないようにしましょう。
「Broken Link Checker」というプラグインがあればリンク切れを通知してくれます。
ディスクリプションの設定
記事の説明である「ディスクリプション」をページ単位で設定できるので、そのページがどういった内容なのか極力入力するようにしましょう。
空欄の場合は文頭から一定文字を取得して自動で設定するので、面倒であれば入力しなくてもOKです。
タイトルは短く
タイトルは短い方が良いと言われているので、内容がわかるようにコンパクトにまとめましょう。
入力欄の右側に文字数カウンターを用意しているので、28文字(長くても32文字)を目安に入力するのがおすすめです。
また、テーマ側で検索エンジン用やソーシャルメディア用にタイトルを変更することもできるので、ぜひ活用してみてください。
見出し(hタグ)を使う
本を読むと、第一章、第二章…と、読みやすいように段落ごとに構成されていますが、記事も同じように構成するのが理想です。
投稿の編集画面の「メディアを追加」の下に「段落」というボックスがあるので、その中にある見出しを上手く活用してみてください。
構成例
よくある構成はこんな感じです。
- 導入分(冒頭)
- 見出し2
- テキスト
- 見出し2
- テキスト
- 見出し3
- テキスト
- 見出し3
- テキスト
- 見出し2
- テキスト
目次機能を使う
テーマ内で目次を設定できますが、見出しと同じくあった方が親切なのでぜひ活用していただきたいです。
目次があると検索結果にリンクが貼られることがあるので、間接的なSEO対策になると個人的に思っています。